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笹寿司 新井の中山間地の家庭では、それぞれの家の笹寿司を昔から作ってきました。地域によって作り方も具も少しづつ違うけれど、米のおいしさに加え、みそ漬けや梅干しのシソ、山で採ったゼンマイやくるみなど、自家製の加工品がおいしさの秘訣です。新井南部の猿橋を中心とした瑞穂地区の笹寿司、次から次へと止まらなくなる組み合わせです。
材 料  <?人前>
  • 笹(香りのよい新しい葉をとり、洗って先を切っておく)
  • 米、酢、砂糖(酢めし用各適宜。調味料は控えめ)
  • みそ漬け、オニクルミ、赤ジソ、ゼンマイ、しらたき、油揚げ、ちくわ、タケノコの瓶詰め、卵、シャケ
  • サラダオイル、酒、砂糖、出汁の素(具の味付け用)

{ 素材辞典:みそ漬け赤ジソオニクルミゼンマイタケノコ瓶詰め

道具や素材のアドバイス

調味料はあまりこだわりません。できるだけ自家製の加工品をつかうと味がよくなります。米は美味しいものを選びましょう。


作り方

  1. 具をそれぞれ作ります。「みそ漬け」/大根、昆布巻き、ごぼうといったみそ漬けを細かく切り、刻んだオニクルミと混ぜます。
    「赤ジソ」/梅干しを漬けた赤ジソの水分をよくしぼり、細かく刻んだオニクルミと混ぜます。
    「五目」/もどしたゼンマイ、シラタキ、ちくわ、油揚げを形を揃えて細かく切り、サラダオイルで炒め、酒、しょう油、砂糖、出汁の素を入れ含ませ煮にします。
    「タケノコ」/瓶詰めのタケノコを薄くスライスして、サラダオイルで炒め、酒、砂糖、塩で味付けして解いた卵を加えざっと混ぜ合わせます。火が入りすぎないように手早く仕上げます。
    「シャケ」/甘塩のシャケを焼いてほぐします。
  2. ご飯は固めに炊きます。酢も砂糖も軽め、塩は入れません。
  3. 笹の上に酢めし、具をのせ、バットのようなもの具が交互になるように並べていきます。たっぷりはいったら軽く抑えて押しをします。具が密着すればよく、押し続けません。
  4. お皿に並べて出来上がり。


だってね〜
 くるみは山で採ったオニクルミを使い、みそ漬けも自家製のものだと味がぜんぜんちがいます。
 お米が美味しく、水が美味しいところだからこそできる贅沢な寿司です。調味料もシンプルでお米のおいしさが充分に引き立ちます。
  ここでは笹は葉の裏を上にして寿司めしを載せますが、表を上にする地域もあります。具の内容作り方もその家によって少しづつ違います。

DATA : 2004年8月楡島にて取材。
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