山菜歳時記
ぽかぽかとあたたかい日の散歩(3月下旬)

 新井でも、山やその周囲の地域の田んぼ(水田)は、斜面を削って作られるために急勾配の土手ができます。その土手は水はけがよく、南向きの斜面などは日当たりも良好で、おいしい山菜が育つのにうってつけの場所になります。

◆写真;左下が準備前の田んぼ、中央全体に広がっているのはよもぎ

この日の情景は360度動くパノラマでご覧いただけます。


 3月下旬頃になると、日の当たるあたたかい日などは、いままで雪解けでぐちゃぐちゃしていた田んぼのあぜなど、ちょっと歩いてみたくなります。するとどうでしょう。あっちにもこっちにも・・、とっくに春を感じている植物たちは一足さきに日光浴を楽しんでいました。
 冬の間、新鮮な野菜が手に入らなかった昔の人たちは、この春の息吹の喜びを自然と共にわかちあうようにして、かみしめていたのでしょう。



土手散歩〜その一
よもぎはこれ位がつみ時です。あまり大きくなったものは堅くて味がよくありません。つみ取ったらゆでて乾燥して保存します。新井南部、平丸地区ではもぐさ観音(4/18)にお供えするもぐさ餅をつくります。



→もぐさ観音まつり】
食べる→あらいのごっつぉ→年中行事と行事食→4月】


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