山菜歳時記 |
ア・ラ・カルト 〜その二 |
![]() カトレア、胡蝶蘭などと同じ、れっきとしたラン科の植物で、シンビジュームを小さくしたような姿です。 水はけの良い落葉樹の林でみられ、山菜というよりも、東洋蘭マニアの中では、微妙な花形や、葉の美しさを楽しむといった高貴なものとして扱われています。実際、新井の近辺の山でも、名鑑に載るほどの銘花が産出されています。 お料理としては、花茎と花をゆでて酢の物にしたり、天ぷらにしたりできますが、少しくせがあるのでアクセントにするとよいでしょう。塩づけをおめでたい席などで、蘭茶として出したりします。 採取は、花の基部が膨らんでいるものは、自然交配したもので、のちに種ができます。そのままにしておきましよう。 →その一へ |