新井の南部地区といえば、山々の間に集落が点在するという環境の中、文字どおり山菜の宝庫をバックグラウンドに生活する、山の幸豊富な地域だ。
今回山菜の取材に度々登場する、下濁川地区、寸分道地区の他にも、まだまだ沢山のこだわりの集落があるが、そのひとつ、昔から山菜の産地としても名高い、平丸地区も忘れてはならない。同地区では生産組合などの活動も盛んで、特に有名な「平丸のうど」を中心に「平丸山幸(さんさい)のもり祭」や「ウド狩りツアー」などの催しを展開している。
平丸山幸のもり祭(98年5月5日)
これが、かの有名な「平丸のうど」山のうどを畑に移植して生産するのだが、「味はバツグン!」とゆずらない。¥350/1束(参考)
スーパーなどで見かけるうどとの違いに注目して欲しい。
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正式名はオオバギボウシといって、園芸品としても斑入りの品種がある。話によるとそれも食べられるらしいが・・。
山の湿り気のある日陰などに生える。さっと湯がいてすぐ食べられるので、重宝する。ぬめりけがあり、噛んだ時のきゅるきゅるとした食感が特徴。
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採りたての山菜の他にも加工品や、昆布巻、大根のみそづけ、葉っぱでくるんだおにぎり、笹ずし、特産のスゲ細工など、見ていても楽しい。 |
タニシの味噌煮
(うまい!) |
うどの芥子漬け
(からい!) |
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