山菜歳時記
決死の山菜採り(4月上旬)(崖の上編)

 「ごくろうさん、これがあずきなだよ。」
地面から顔を出して間もない、やわらかそうな「あずきな」にようやく対面できました。
 地面に接している茎の部分がほんのり赤く、産毛があるような感じの肉厚な葉っぱが、ぴゅーぴゅーと吹く風になびいています。

 

 

 



「うど」を見つけました。
「うど」はひらばでもよく育つため、畑に移植したりして栽培している人もいるようですが(もちろんお店で見かけるものは栽培品)、自然に生えているものには格別の風味があります。フランスのワイン畑のように、「生えている斜面によっても味がちがう」といいます。
 →土にかくれている白い部分は、生のまま味噌をつけて食べます。取り立てのパキッとした歯触りと、香りは一度味わったら忘れられません。
先端の芯は天ぷらに、緑の茎の部分はさっと茹でて和えものにして食べます。いろいろに料理できる山菜の一つですね。

おりる途中で、「おにあざみ」発見!
まだ茎が伸びる前のもの。伸びた茎は塩漬けにするけれど、このくらいのものは天ぷらや油炒めがいいみたい。
「今日はこれも採っていこう。」

さぁ気をつけておりようね。崖をおりる決死の山菜採り〜その後は


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