[採りやすい][そして採ったあとも植物にやさしく]
[おいしくて調理しやすい][しかも市販品ででまわっていない]
そんなおすすめ山菜三品です。
あけびづる
あけびというと、ぱっくりと割れたうす紫色の果実を想像しがちですが、春のつるもこれまたうまい。
写真は「ミツバアケビ」といって、日当たりの良い道端や原っぱで目にします。柄の先の三枚の葉が特徴で、その新芽の先の柔らかい部分(15cm位)を摘み取ります。
お料理は、ゆでてから、おひたしや和えものなどにするといいでしょう。ほろ苦さと、細い茎を噛んだときの、サクッとした歯ざわりが、他の山菜にはない味わいです。苦みが気になるときは、しばらく水につけておくとよいでしょう。(ゆであげた様子・新ウインドウで開く)
「あけびづるの巣ごもり」
ゆでたつるを5cm程度に切って、一人前の小鉢に鳥の巣のように盛り、醤油で味付けしただしを張り、中心にうずらの卵を割入れます。卵のまろやかさがよくマッチします。
山アスパラ
「シオデ」といったほうがいいかもしれません。
林などで見られ、出たばかりの頃(写真)はすらっとして、アスパラガスのようですが味は違います。ただし、くせはなく処理は楽なので手軽にお料理できます。(ゆであげた様子・新ウインドウで開く)
少し大きくなると葉の基部から、まきひげとつぼみが出てきます。さらに大きくなると、他のものにからみつくようにして伸びていきます。
秋口くらいまで、柔らかい芽と葉を利用できますが、この写真の位の頃、軟らかいところから折り取って、食べることが多いです。
とりあししょうま
若芽が、鳥の足のようなので、こう呼ばれます。林の中などに比較的よく見られ、採集は葉が開く前(写真→)が、柔らかくておいしいです。
お料理として、あまりポピュラーではありませんが、生を天ぷら、ゆでて、和え物、おひたし、汁の実など、くせがなくいろいろに調理できるので、是非利用してみてください。(ゆであげた様子・新ウインドウで開く) |